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柴田先生御夫妻が来て、伝えてくれた言葉

柴田先生とパソコンで綴られた文章です。

8月に柴田先生と初めてお会いして、今回が2度目になる、富樫鈴さん(中学一年生)のことばです。

彼女は気管切開をし、人工呼吸器をつけて、毎日お母さんが付きっきりで、学校に行き、授業を受けています。
何とか学校にいる時間だけは、お母さんを自由に・・・
鈴さんにとっても、お母さんと一緒ではなく、学校のお友だちや先生と勉強する学びのチャンスをと思い頑張って、学校や県に働きかけています。

(冨樫すずさん)こんにちわ。なつはありがとうございました。
わたしたちにもきもちがあることがわかってもらえてうれしかったですがみんなもきっとおなじだとおもうとわたしだけではないのでなんとかしたくてうずうずしていました。
わたしはりかいされたからよかったけれどなかまはまったくわかってはもらえなかったのでくやしかったです。
でもこうしてすこしずつひろがってうれしいです。
なつにはてつがくをかきましたがきょうはしをかきます。
じかんのめぐるならくのそこで
わたしはじっといきをひそめていきてきた
もんもんとしたきもちでわたしはならくのそこをぼうぜんとあるきまわった
だけどならくのそこにはひかりもささず
みらいはどこにもみあたらなかった
りかいをされることもなく
ただときだけがすぎていった
もうどこにもみらいはみえなくなったとき
みやるとそらのむこうによあけのかすかなきざしがみえた
わたしはもうおおくはきたいしなかったが
そのよあけのきざしにわたしはさいごののぞみをかける
ぶんそうおうというぼろぼろのことばをぬぎすてて
わたしはあのよあけにむかってあるきだす
まだあしもとさえおぼつかないほどのくらやみで
よあけはまだとおいけれど
わたしはよあけにむかってあるきだす
みらいにあまりおおくはのぞまないが
わたしはのぼりざかをぼろぼろのゆめをたいせつに
どんなこんなんをもかえりみず
よあけにむかってあるきだす。
すこしわかりやすくてでやれますか。
わたしにもじはかけますか。
うれしいですがわたしはいえでやらなくていいです。
なぜならかいごがたいへんだしよくいえではりかいされているからです。
はい。そうですめをわかってもらえるのでわたしはがっこうでもだいじょうぶですが
がっこうのせんせいにはれんしゅうしてもらいたいです。
はいなかまのためにもです。
わたしはこうしてわかってもらえたのでよかったし
わたしのことをやまもとせんせいもとりあげてくれたので
りかいされたよろこびを
まいにちあじわっていられますからまいにちしあわせです。
だからなかまにもわかってもらえたよろこびをあじわってほしいのです。
そろそろかわります。

たくさんの想いに涙かこぼれ、勇気が湧きます。
自分だけでなく、まだ知らない友のため、彼女は学校で伝えてくれています。
読んでいただき感謝しています。

by tanpopo-hana | 2013-01-27 07:16