きんこんの会で雅明が話した事です。
いつもしげちゃんががんばって文字に起こしてくださいます。
とっても感謝しています。
僕は今日も新潟からやってきて、
本当によかったなと思います。
とてもとても遠いのですが、
母がひるまずに連れてきてくれるので、
僕はとても幸せな子どもだと思います。
新潟から車で毎回参加するだけでも、
本当は大変なのですが、
お母さんは、やはりこういう経験が僕には大事だと思っているので、
がんばって連れてくるみたいです。
僕にとってはこのような会があること自体が、
本当に驚きなのですが、毎回驚くのは、
みんなが、少しずつでも話を先に進めていることです。
僕は自分たちの考えを言ってしまったら、
いったんそれは終わってしまうじゃないかと思っていたのですが、
話はやはりこうやって展開していくものなのですね。
僕たちの、僕たちによる、
僕たちののための会というようなことだと思うのですが、
やはりその中で、ちゃんと話は前に向かって進んでいくので、
やはりこういうところに来ると違いますね。
だから僕も、もっともっと前に向かって
頑張りたいとういう思いが強くなっています。
僕の場合は本当に、わかってくれる先生は
実は少ないので、学校にはあまり期待できなくなってしまっているのですが、
今日の会のなかにも学校の先生もいらっしゃるし、
世の中は少しずつでも変っていくのでしょうね。
さっき驚いたのは、町ぐるみで
変わってきているような感じの話を聞いたからですが、
職員さんの方が、先にできて、
お母さんの方があとになるなどというのは、
きっと夢のまた夢のように思っていたので、
こんな施設あると聞いただけで、
身震いがするような思いです。
僕はお母さんともようやく練習を始めたばかりのようなところがあるので、
なかなか人には広められないようなところがあるのですが、
こうしてみんなで、いろいろ話をすることによって、
自分の中にはとても力強い自分が育ってきているので、
そういうものを大切にしながら、
少しずつまわりに、こういうことを広めていきたいと思っています。
新潟へ先生にも2回ほど来ていただいたので、
少しずつでも広がっていくと思いますから、
もっともっとがんばって、
僕の周りも地域ぐるみで変われるような
場所にしていきたいと思います。
東京がいつも進んでいるというのは、
実は、いつも悔しい思いで見ていることなんですが、
やはり福祉となると東京にはかないませんね。
でも心では新潟の人たちは、
やはり優れているところがあるというか、
新潟の人の優れているところも大切にして、
東京と競争する必要もないのですが、
やはり負けない地域づくりもやっていきたいと思います。
僕たちの町にしかできないこともあるだろうし、
東京の町にしかできないこともあるだろうから、
どちらも自分たちにしかできないことをやることによって、
より大きなことができればいいですね。
僕は今日は出世前診断の話は
とても辛い思いで聞いていましたが、
今日のT.S.さんの話を聞いて、
やはり当事者の思いをきちんと聞いて
おくことは大切だなと思いました。
当事者の人の悲痛な思いをやはり、
自分たちもしっかり理解して、
自分たちの言葉の中にも織り込んでいかなくてはいけないと思っています。
少し先生が不安そうになっているのはなぜですか。(柴田先生:言葉を先取りしちゃったかなと思って・・・)
そうですか、大丈夫なので、安心して続けてください。
先生が不安そうになったりする情報が、
すぐにわかるように、先生のこともこちらには伝わってくるので、
何か物理的なものが伝わっているのは間違いないので、
いつかそれは解明されることだろうと思います。
けっして優れた能力ということではなくて、
誰にも磨けばできることを先生はやっているだけのこと
だと思うので、さっきとても早く筆談をやっている方がいらっしゃいましたが、
どんどんそういう人が増えていくのは間違いないので、
このやり方も早く科学的に証明されるといいですね。
でも、先生が不安になるぐらい、
先生でもわかっていないらしいので、
もっといろんなことが明らかになるといいですね。
というわけで、僕たちはそのぐらい心が
読まれ合うような関係で通訳をしているので、
やはり人間関係は大変なんでしょうね。
先生はJ.O.君たちとは相当昔からの知り合いのようなので、
先生はすぐにふざけるらしいけど、
さすがに僕はまだ、ふざけてまでは、
迫ってこられないけれど、
確かにJ.O.君のところに近づくときは声が違うので、
おかしくて仕方がありません。(笑)
それはそうとして、そういうふうに人間関係は
とても大事だということも、今日はよくわかったので、
僕たちのとの人間関係をどう作るかも含めて、
頑張っていきたいと思います。
さっき発言のあの当事者の話はとても面白かったので、
僕はあんまりそういう経験がないので、
やはりそんな当事者にも会ってみたいですね。
例えば、いつも来ているあのとしみつさんは、
今日はいないのですか。(奈苗先生:いらっしゃいました。)
あの人だってそうです。
柴田先生をとてもからかうような言い方をするけれど、
僕ら当事者に対しては、
決して真面目な目線を変えたことがないので、
やはり当事者は違うのですね。
僕たちのことをやはり障害の内容は違うけども、
普通にしゃべれている障害者だって、
やはり同じ障害者として見ているのだということが聞けて、
それもとても嬉しかったです。
それでは以上で終わりたいと思います。
僕の後ろの人は山梨なんですか。
山梨と新潟は、関東甲信越・・・(笑)
雅明の話だけで、わかりにくいかもしれませんが、
みんな思いを持っていて表現する機会が無かっただけなのです。
知るきっかけにしていただけたら、嬉しいです。
ありがとうございました。